参考にしている古典

筆記にあたって参考にしている書の古典一覧

字形は漢字も仮名も、主として正統的なさまざまな書の古典に準拠しています。

☆集字聖教序(*行書の模範として最高)
☆智永千字文
☆九成宮醴泉銘(楷法の極則)
☆皇甫誕碑
☆孔子廟堂碑
☆雁塔聖教序
☆孟法師碑
☆顔氏家廟碑
☆多宝塔碑
☆玄秘塔碑
☆魏晋唐の小楷全般
☆鄭羲下碑
☆書譜
☆十七帖
☆名家の行書全般
(主に、王羲之・陸柬之・顔真卿・蘇軾・黄庭堅・
 米芾・趙孟頫・董其昌・査昇)

☆風信帖
☆聾瞽指帰
☆久隔帖
☆紺紙銀字華厳経二月堂焼経
☆紫紙金字金光明最勝王経
 (奈良時代の他の写経全般)
☆屏風土代
☆高野切(特に第一種。第一種はすべての仮名古筆の中で品格最高。眺めているだけで幸せ)
☆三色紙(寸松庵色紙・継色紙・升色紙)
☆関戸本古今集
☆中務集・一条摂政集・山家心中集
☆元永本古今集
☆石山切伊勢集
☆粘葉本和漢朗詠集
☆近衛本和漢朗詠集
etc

名筆のほとんどは、現代人がみても、見ていて気分のいい、読みやすい形をしています。

書の基準として千年単位で残ってきているものをきっちりと参考にすれば、これから先も流行り廃りの波に簡単に呑み込まれることがありません。

古典以外から学んだものは、結局は余計なクセになることが多いので注意が必要。古典以外から学ぶなら、クセのない澄明なもの、純精無雑なものを選びたいものです。

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